【エピソード】ある子どもの「小さな一歩」が、私の働き方を変えた日。

2025年12月3日

その子は、人と目を合わせることが苦手でした。
名前を呼んでも、こちらを見ることはほとんどありません。

最初は、「どう関わったらいいんだろう…」と悩みました。
保育士として経験はあっても、障害のある子の支援は初めて。
不安の方が大きかったのを覚えています。

でも、ある日。

私がその子の横にそっと座り、
ゆっくりと積み木を積んで見せたとき。
ほんの一瞬だけ、
その子の目が私の指先を追いました。

「…見てくれた？」

それはほんの0.5秒。
でも胸がぎゅっと熱くなるほど嬉しい瞬間でした。

それから毎日、
その子のペースに合わせて、
できることを一つずつ積み重ねていきました。

そのすべてが、小さな“奇跡”のようでした。

半年後、
その子は私の顔を見て、
はっきりとした声でこう言ったんです。

「せんせい、できた！」

泣きそうになりました。
いや、たぶん泣いていました。

あの日から私は気づいたんです。

障害のある子の支援は、特別な技術ではなく「寄り添う心」から始まる。
そして保育士は、その力をすでに持っているんだ、と。

■ 「もっとこの仕事がしたい」と思えた理由

この仕事は、
子どもの“できた”に誰より近くで立ち会える仕事です。

小さな一歩が大きな自信に変わる瞬間を、
その子の隣で見守れる仕事です。

そして、成長を誰より喜んでくれるのは、
お母さん・お父さん。

「家でも笑顔が増えました」
「先生に出会えてよかったです」
そう言って涙を流してくれることもありました。

その度に思います。

ああ、この仕事は人の人生を変えるんだ。
子どもの未来を、一緒につくる仕事なんだ。

最初は怖くて当たり前。
知らない世界だから、足がすくむのは普通です。

でも一歩踏み出せばわかります。

障害のある子の支援は、
保育士が一番力を発揮できる場所だと。

そして何より、
自分自身が“保育士として成長していく実感”が強い。

児童発達支援・放課後等デイサービスSHIPは、
子どもの変化を喜べる人、
寄り添う気持ちを持つ人を大切にしています。

ここには、

があります。

もし今、
あの日の私のように少し不安を抱えていても大丈夫。

あなたの“やさしさ”と“観察力”は、
必ず子どもたちの未来に届きます。

「話だけでも聞いてみたい」
「見学してみたい」
そんな気持ちでも構いません。

あなたの一歩が、
ある子どもの「できた！」をつくるかもしれません。

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