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SHIPの支援エピソード集

一人ひとりの子どもの姿に、どう向き合っているのか

児童発達支援SHIP中央市・SHIP笛吹では、
子どもの目に見える困りごとだけを見るのではなく、

  • その背景に何があるのか
  • どうしたら安心して参加できるか
  • どんな関わり方がその子に合うのか
  • 今だけでなく、これからの育ちにつながるか

ということを大切にしながら、支援を考えています。

このページでは、実際の支援のエピソードを通して、
SHIPがどんなことを大切にしているのか
をお伝えします。


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SHIPが大切にしているのは、「困っている姿」だけを見ないことです

子どもには、一人ひとり違った育ち方があります。
同じように見える困りごとでも、その背景はそれぞれ違います。

たとえば、

  • 初めてのことへの不安が強い子
  • 音に敏感で、特定の音がつらい子
  • ことばが少なく、伝えたくてもうまく表しにくい子

こうした姿は、表面だけを見ると
「参加できない」
「パニックになる」
「ことばが少ない」
と見えるかもしれません。

でも私たちは、その前に、

  • 何が不安なのか
  • 何が分かりにくいのか
  • 何がつらいのか
  • どんな力がまだ育ち途中なのか
  • どこにその子の強さがあるのか

を丁寧に見ていくことを大切にしています。


支援エピソード

1. 不安が強く、初めてのことに向かいにくかったお子さま

あるお子さまは、初めてのことに対する不安がとても強く、新しい活動に参加することや、初めて入る部屋に入ること自体を嫌がる姿がありました。

「やりたくないのかな」
「嫌だから断っているのかな」

どうなるか分からないことへの不安の大きさが背景にあるように感じられました。

何をするのか分からない。
どんな流れで進むのか分からない。
自分にもできるのか分からない。
そうした“分からなさ”が、その子にとっては大きな緊張や不安につながっていたのだと思います。

そこでSHIPでは、ただ「やってみよう」と促すのではなく、まずは見通しを持てるようにすることを大切にしました。

たとえば、イラストを使って、
これからどんなことをするのか、
どんな順番で進むのか、
終わったらどうなるのか、
といったことが分かるように関わっていきました。

また、いきなり本番の活動に入るのではなく、
事前に小さく体験する機会をつくることで、
「こういうことをするんだ」
「少し知っている」
という感覚を持てるようにもしていきました。

さらに、苦手な場面だけに向き合わせるのではなく、
他の場面の中で「できた」「わかった」「やれた」という経験を増やしていくことも大切にしました。

不安の強い子にとって、苦手な場面でうまくいかなかった経験ばかりが重なると、
「またできないかもしれない」
という気持ちが強くなってしまうことがあります。
だからこそ、力を出しやすい場面の中で成功体験を増やし、その子の根底の自信につながる関わりを意識していきました。

その積み重ねの中で、少しずつその子の姿が変わっていきました。

もちろん、急に不安がなくなったわけではありません。
最初から何でも平気になったわけでもありません。
でも、見通しがあること、小さく知っていること、できた経験があることが支えになり、
「不安だからやらない」だけではなく、「ドキドキするけど、やってみようかな」
という姿が少しずつ見られるようになっていきました。

結果として、以前は参加が難しかった活動にも入れる場面が増え、さまざまな活動に向かえるようになっていきました。

このエピソードから伝えたいこと

SHIPでは、苦手な部分だけを見るのではなく、
その子の全体を見ながら支援することで、結果として不安や苦手さが軽くなっていくこと
を大切にしています。

→ [「できない」だけを見ない支援を大切にしたい|SHIP中央市が考える、子どもの不安と育ちについて]


2. 音に敏感で、特定の音を聞くとパニックになってしまっていたお子さま

あるお子さまは、音に対する敏感さがあり、特定の音を聞くと強い不安を感じ、パニックになってしまうことがありました。

周囲から見ると、「音が苦手」と一言で表せてしまうかもしれません。
でも実際には、

  • どんな音がつらいのか
  • どのくらい突然だとつらいのか
  • 予測できない音が苦手なのか
  • 音そのものだけでなく、その場の緊張も影響しているのか
  • 安心できる人や方法があるのか

など、丁寧に見ていく必要がある姿でした。

SHIPでまず最初に大切にしたのは、
「この人と一緒なら、何かがあっても大丈夫」
と思える関係をつくることでした。

音への敏感さがある子どもにとっては、音そのもののつらさだけでなく、
「またあの音がしたらどうしよう」
という予期不安も大きいことがあります。
だからこそ、苦手な音に向き合う前に、まずは安心できる人との関係を土台にすることが大切だと考えました。

そのうえで、自立活動やさまざまな場面の中で、
いろいろな音を聞きながら、自分の中で“大丈夫な音”と“苦手な音”を少しずつ分けていく取り組み
を行っていきました。

ここで大切にしたのは、ただ慣れさせることではありません。
「これなら聞ける」
「これは少し苦手」
「これはとてもつらい」
というように、自分の感じ方を整理していくことを大事にしました。

また、この取り組みは1回で終わるものではなく、
さまざまな方法で、継続して時間をとりながら行っていきました。
そうする中で、少しずつその子の中に、
「こうすれば大丈夫かもしれない」
という感覚が育っていきました。

たとえば、イヤマフをつけることで安心しやすいことが分かり、
それを自分なりの対処法として身につけていくことができました。

これはとても大きなことだと思います。
なぜなら、ただ周りが守るだけではなく、本人の中に“自分を守る方法”が育ってきたからです。

その積み重ねの中で、最初は特定の音でパニックになってしまっていたのが、
少しずつ、苦手な音を聞いたときにも落ち着いて対応できるようになっていきました。

さらに印象的だったのは、音楽を聴いて体を動かすことも苦手だったそのお子さまが、
大丈夫な音と苦手な音を自分の中で少しずつ区別できるようになったことで、
ダンスやリトミックにも意欲的に参加できるようになっていったことです。

これは、苦手がなくなったというより、
苦手を理解し、安心する方法を持ち、そのうえで参加できる力が育ってきたということだと思います。

このエピソードから伝えたいこと

SHIPでは、
苦手をなくすことだけではなく、自分の苦手を知り、どう対応しながら参加していくか
もとても大切にしています。

→ [「苦手をなくす」だけではなく、その子が安心して参加できる形を一緒に考える支援を大切にしています]


3. ことばが少なく、1語でのやりとりが中心だったお子さま

あるお子さまは、ことばがまだ少なく、やりとりの中でも1語で伝えることが中心でした。

もちろん、その1語にも大切な意味がありました。
でも、ことばの数がまだ少ないことで、

  • 伝えたいことを十分に表しにくい
  • やりとりが続きにくい
  • 分かってもらえない経験が増えやすい

といった難しさもあったように感じました。

そこでSHIPでは、まずはやりとりそのものを増やすことを大切にしました。

ことばの支援というと、「正しく話す練習」をイメージされることもあります。
でも実際には、その前に

  • 伝えたい
  • やってほしい
  • 見てほしい
  • 一緒にやりたい

という気持ちが動くことが大切だと考えています。

そのため、このお子さまに対しては、
本人が「やってほしい」と思う場面を多くつくることを意識して関わっていきました。

たとえば、

  • もう一回してほしい
  • 取ってほしい
  • 一緒にやりたい
  • 見てほしい

といった場面の中で、自然にやりとりが生まれるようにしました。

また、さまざまな場面の中で、大人が物と言葉を丁寧につなげて伝えることも大切にしました。

  • 目の前にある物の名前を伝える
  • 行動に合わせて言葉を添える
  • 子どもが見ているものや触れているものに言葉を重ねる
  • 同じ場面の中で繰り返し言葉を聞けるようにする

といった関わりを積み重ねることで、
物と言葉が少しずつつながっていくような支援を行っていきました。

さらに、リズム遊びも取り入れました。
手拍子をしたり、リズムに合わせて発声したりしながら、
個別活動や自由遊びの中でも、ことばが出やすい形を意識していきました。

ことばは、座って練習する場面だけで育つわけではありません。
楽しい、もう一回やりたい、一緒にやりたい、という気持ちの中で、
自然に出したくなることばもあります。
だからこそ、SHIPでは遊びやリズムの中で無理なくことばが出やすくなる関わりも大切にしています。

この支援の中で、私たちが特に大切にしていたことがあります。
それは、子どもの言い間違えや発語の不明瞭さに対して、何度も言い直しや確認をしすぎないことです。

大人としては、「正しく言えるようになってほしい」と思うこともあります。
でも、お子さまによっては、何度も言い直しを求められることで、

  • ことばを発すること自体が不安になる
  • 間違えたらどうしようと思う
  • 話すことへのハードルが高くなる

ことがあります。

そのため、まずは
「自分から言えた」
「伝えようとした」
ということ自体を大切にし、
さらに
「伝わった」「分かってもらえた」
という成功体験をたくさん積んでいくことを意識して関わっていきました。

その積み重ねの中で、少しずつことばが増えていき、
やがて2語文で伝えられる場面も見られるようになりました。
さらに、歌を覚えて歌える姿も見られるようになっていきました。

これは単に発語の数が増えたということだけではなく、
ことばを使うことへの安心感や、やりとりの楽しさが育ってきたことの表れでもあるように感じます。

このエピソードから伝えたいこと

SHIPでは、
ことばを教えるだけではなく、ことばが育ちやすい土台を丁寧に作っていくこと
を大切にしています。

→ [「ことばを増やす」だけではなく、伝わるうれしさを積み重ねる支援を大切にしています]


エピソードの中に、SHIPが大切にしている支援があります

ここまでのエピソードに共通しているのは、
子どもの目の前の困りごとだけを見ないことです。

私たちは、

  • まず安心できる関係を作ること
  • 丁寧なアセスメントで背景を見ていくこと
  • 子どもの一部ではなく、全体としての姿を見ること
  • 小さな成功体験を大切にすること
  • 一人ひとりに合った具体的な支援を考えること
  • 今だけでなく、数年先の姿も見据えて支援を考えること

を大切にしています。

支援とは、ただ困りごとを減らすことだけではなく、
その子がその子らしく安心して育っていける土台を作っていくこと
だと考えています。


SHIP中央市・SHIP笛吹では、児童募集を行っています

児童発達支援SHIP中央市、そしてSHIP笛吹では、児童募集を行っています。

たとえば、

  • 初めてのことへの不安が強い
  • 音や感覚の敏感さが気になる
  • ことばの遅れややりとりが気になる
  • 切り替えや参加が難しい
  • 小学校に向けて土台を作っていきたい
  • 家での関わり方も含めて相談したい

という方は、ぜひ一度ご相談ください。

中央市周辺の方はもちろん、笛吹市周辺の方も、
お子さまの発達や毎日の困りごとについて、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

「まだ利用するか決めていない」
「まずは話を聞いてみたい」
という段階でも大丈夫です。

お子さまの今の姿を丁寧に見ながら、
どんな支援や関わり方が合いそうかを一緒に考えていけたらと思います。


見学・ご相談受付中

児童発達支援SHIP中央市
児童発達支援SHIP笛吹

では、見学・ご相談を受け付けています。
お子さまの発達や毎日の関わり方について気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。

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