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保育園・幼稚園で「一斉指示が通りにくい」と言われたら|児童発達支援で伸ばせる力

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保育園や幼稚園の先生から、

「一斉指示が通りにくいです」
「みんなが動き始めても、動き出せないことがあります」
「個別に声をかけるとできるのですが、集団の中だと難しそうです」

と言われると、保護者の方はとても不安になると思います。

「このままで小学校は大丈夫かな」
「発達に遅れがあるのかな」
「家ではできることもあるのに、どうして園では難しいのだろう」

と感じる方も少なくありません。

ただし、一斉指示が通りにくいことだけで、すぐに発達障害や大きな問題と決めつける必要はありません。

大切なのは、
その子が何に困っているのか
どこまでなら分かるのか
どんな支援があれば参加できるのか
を丁寧に見ていくことです。

児童発達支援SHIPでは、子どものできない部分だけを見るのではなく、行動の背景を見ながら、その子に合った支援を考えています。

→公式LINEから連絡する場合はこちら
受付:24時間 / 返信:9:00〜20:00(土日祝も対応)


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「一斉指示が通りにくい」とは、どんな姿?

園生活では、先生がクラス全体に向けて説明をする場面が多くあります。

たとえば、

「お片づけをして、トイレに行って、帽子をかぶりましょう」
「椅子に座って、先生のお話を聞きましょう」
「のりを塗ったら、紙に貼りましょう」

というように、複数の行動をまとめて伝えることがあります。

一斉指示が通りにくい子の場合、次のような姿が見られることがあります。

  • 先生が話しているときに、別のものを見ている
  • みんなが動き始めても、何をすればよいか分からず止まっている
  • 友達の動きを見てから、少し遅れて動き出す
  • 個別に声をかけるとできる
  • 活動の途中で違うことに気持ちが向いてしまう
  • 「聞いていない」と見られやすい
  • 集団活動に入るまでに時間がかかる
  • 次の活動への切り替えが苦手

このような姿があると、園では「一斉指示が入りにくい」「集団で動くことが難しい」と見られることがあります。

しかし、本人がわざと聞いていないわけではありません。

聞いていないように見えても、実際には“聞く準備”がまだ整っていない場合があります。


一斉指示が通りにくい背景

一斉指示が通りにくい背景は、子どもによって違います。

同じように「動けない」「聞いていない」と見えても、理由は一人ひとり異なります。

1. 先生の話に注意を向けることが難しい

集団の中では、先生の声以外にもたくさんの刺激があります。

友達の声、物音、外の景色、近くにあるおもちゃ、椅子の感覚など、子どもにとって気になるものがたくさんあります。

そのため、先生が話していても、注意が別のものに向いてしまうことがあります。

これは、単に「やる気がない」という話ではありません。

どの情報に注目すればよいかが分かりにくいという場合があります。


2. 言葉の理解に時間がかかる

一斉指示では、短い時間で多くの情報が伝えられます。

「片づけて、トイレに行って、帽子をかぶって、玄関に並びましょう」

このような指示には、複数の行動が含まれています。

大人にとっては自然な指示でも、子どもによっては、

「最初に何をするの?」
「次は何をするの?」
「どこに行けばいいの?」

と分からなくなることがあります。

国立特別支援教育総合研究所の発達障害教育推進センターでも、抽象的な指示や長文の指示、複数のことが含まれた指示は理解が難しいことがあるため、具体的で簡潔な指示から始めることが大切とされています。


3. 見通しを持つことが苦手

次に何をするのかが分からないと、不安になったり、動き出せなかったりする子がいます。

たとえば、

「今は何の時間なのか」
「次に何をするのか」
「いつ終わるのか」
「どこに行けばよいのか」

が分からないと、活動に参加しにくくなります。

幼稚園教育要領では、幼児期に育てたい内容として、健康や安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け、見通しをもって行動することが示されています。

つまり、見通しを持って行動する力は、小学校入学前の時期に少しずつ育てていく大切な力です。


4. 集団の中で動く経験がまだ少ない

家ではできるのに、園では難しい。

このようなこともよくあります。

家庭では、大人が子どもの様子を見ながら、タイミングよく声をかけることができます。

しかし、園ではクラス全体に向けた指示が中心になります。

そのため、家庭ではできることでも、集団の中では難しくなることがあります。

これは「家ではできるのに、園ではやらない」という単純な話ではありません。

個別の関わりではできるけれど、集団の中ではまだ支援が必要という段階かもしれません。


5. 「聞く」「理解する」「動く」を同時に行うことが難しい

一斉指示に従うためには、実は多くの力が必要です。

  • 先生に注意を向ける
  • 話を聞く
  • 言葉の意味を理解する
  • 何をするか覚えておく
  • 周りの動きを見る
  • 自分の行動に移す
  • 途中で気がそれても戻る

このように、一斉指示に従うことは、子どもにとって複雑な活動です。

だからこそ、「聞いていない」「できない」と見るだけではなく、どの部分でつまずいているのかを見ることが大切です。

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家庭でできる関わり方

一斉指示が通りにくいとき、家庭でできる関わりもあります。

ただし、家庭で無理に集団と同じような練習をする必要はありません。

まずは、子どもが分かりやすい形で、聞いて動く経験を積むことが大切です。


1. 指示は短く、具体的に伝える

「ちゃんとして」
「早くして」
「準備して」

という言葉は、大人には伝わっても、子どもには分かりにくいことがあります。

たとえば、

「靴を履こう」
「コップを持ってきて」
「椅子に座ろう」
「赤い箱に入れよう」

のように、具体的に伝える方が分かりやすくなります。

ポイントは、一度にたくさん言わないことです。

最初は、ひとつの指示で動けるかを見ることが大切です。


2. 「まず」「次に」で順番を伝える

複数の行動が必要なときは、

「まず、靴下をはこう」
「次に、靴をはこう」

のように、順番を分けて伝えると分かりやすくなります。

いきなり、

「着替えて、靴下をはいて、靴をはいて、玄関に来て」

と伝えると、途中で分からなくなることがあります。

子どもが動きやすいように、手順を小さく分けて伝えることが大切です。


3. 目で見て分かる手がかりを使う

言葉だけでは分かりにくい子には、目で見て分かる手がかりが役立つことがあります。

たとえば、

  • 写真
  • 絵カード
  • 実物を見せる
  • 指差し
  • スケジュール表
  • 「終わったら次はこれ」と見せる

などです。

これは甘やかしではありません。

子どもが安心して行動するための手がかりです。

言葉だけで分かるようになる前に、目で見て分かる支援を使うことで、少しずつ自分で動ける力につながっていきます。


4. できたところを具体的に褒める

一斉指示が苦手な子は、園生活の中で注意される経験が増えやすいです。

だからこそ、家庭ではできたところを具体的に伝えることが大切です。

たとえば、

「今、ママの話を聞いて動けたね」
「“靴を履こう”で、すぐ靴を持てたね」
「次にすることを見て分かったね」
「最後までできたね」

というように、何がよかったのかを言葉にします。

子どもは、具体的に褒められることで、どの行動がよかったのかを理解しやすくなります。


5. できない場面だけで判断しない

一斉指示が通りにくい子でも、個別に声をかけるとできることがあります。

近くで伝えると分かる。
実物を見せると分かる。
友達の動きを見れば分かる。
活動の流れが決まっていると動ける。

このような姿がある場合、その子にはすでに育っている力があります。

大切なのは、できない場面だけを見るのではなく、
どんな条件ならできるのか
を見ることです。

そこに、支援のヒントがあります。

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児童発達支援で伸ばせる力

児童発達支援では、子どもの発達段階に合わせて、集団生活に必要な力を育てていきます。

児童発達支援ガイドラインでは、児童発達支援に携わる職員は、子どもの育ちの連続性を意識し、保育所等との連携や移行に向けた支援を行うことが求められています。

つまり、児童発達支援は、事業所の中だけで完結するものではありません。

家庭や園での生活につながる力を育てていくことが大切です。


1. 話を聞く姿勢

まずは、先生や大人に注意を向ける力を育てます。

いきなり長い説明を聞くのではなく、

  • 名前を呼ばれたら見る
  • 短い言葉を聞く
  • 大人の動作を見る
  • 合図に気づく
  • 活動の始まりに気づく

といったところから始めます。

話を聞く力は、ただ静かに座らせることではありません。

必要な情報に注意を向ける力を育てることが大切です。


2. 活動の切り替え

集団生活では、遊びから片づけ、片づけからトイレ、トイレから活動というように、切り替えが何度もあります。

切り替えが苦手な子には、

  • 終わりを予告する
  • 次にすることを見せる
  • タイマーを使う
  • 活動の流れを決める
  • できたら褒める

といった支援が有効です。

切り替えは、ただ我慢させることではありません。

次の行動に安心して移れるように支えることが大切です。


3. 順番を待つ力

集団活動では、自分の番を待つ場面があります。

順番を待つことが苦手な子には、

  • 何番目かを見せる
  • 待つ時間を短くする
  • 待っている間にすることを用意する
  • 順番が来たらすぐに分かるようにする

などの支援を行います。

待つ力も、急に身につくものではありません。

短い時間から少しずつ経験を積むことが大切です。


4. 先生の指示を聞いて動く力

児童発達支援では、個別の声かけから少しずつ集団の指示へつなげていきます。

たとえば、

1対1で分かる
少人数で分かる
近くで言えば分かる
見本があれば分かる
友達と一緒なら分かる
全体への声かけでも動ける

というように、段階を踏んで支援していきます。

最初から「みんなと同じようにやる」ことを求めすぎると、子どもにとって負担が大きくなる場合があります。

その子に合った段階から始めることが大切です。


5. 友達と同じ活動に参加する力

一斉指示が通りにくい子の中には、友達と同じ活動に参加することが難しい子もいます。

その場合も、いきなり集団の中に入れるだけではうまくいかないことがあります。

まずは、

  • 活動を見る
  • 少しだけ参加する
  • 好きな役割で参加する
  • 大人と一緒に参加する
  • 短い時間だけ参加する
  • 成功して終わる

というように、参加しやすい形を作ります。

集団に入る力は、無理に入れれば育つものではありません。

「参加できた」という経験を積み重ねることが大切です。

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SHIPで大切にしている支援

児童発達支援SHIPでは、子どもたちの行動を表面的に見るのではなく、背景を丁寧に見ていきます。

「聞いていない」
「動かない」
「集団に入れない」

という姿があったときに、すぐに注意するのではなく、

  • 何が分かりにくかったのか
  • どの場面で困っているのか
  • どんな声かけなら分かるのか
  • どんな環境なら参加しやすいのか
  • どこまでなら自分でできるのか

を見ていきます。

そして、その子にとってのちょうどよい支援を考えます。

できないことを無理にやらせるのではなく、
できるところから少しずつ広げていく。

個別でできる力を、少人数へ。
少人数でできる力を、集団へ。
支援があればできる力を、自分でできる力へ。

そのように、段階を大切にしながら支援しています。


小学校入学に向けて大切なこと

年中・年長になると、小学校入学を意識する保護者の方も増えてきます。

小学校では、先生の話を聞く場面、みんなと同じタイミングで動く場面、次の活動に切り替える場面が増えていきます。

そのため、就学前の時期に、

  • 先生の話に注意を向ける
  • 短い指示を聞いて動く
  • 活動の流れを理解する
  • 順番を待つ
  • 友達と同じ活動に参加する
  • 困ったときに大人に伝える

といった力を少しずつ育てていくことが大切です。

ただし、小学校入学までにすべてを完璧にする必要はありません。

大切なのは、今の子どもの姿を丁寧に見て、必要な支援を早めに考えることです。

「まだ様子を見よう」と思っているうちに、子どもが園生活で困り続けてしまうこともあります。

気になる姿がある場合は、早めに相談することで、子どもに合った関わり方を考えやすくなります。


保育園・幼稚園で指摘されたときに、保護者が悪いわけではありません

園から「一斉指示が通りにくい」と言われると、保護者の方は自分を責めてしまうことがあります。

「家での関わり方が悪かったのかな」
「もっと厳しくした方がよかったのかな」
「しつけができていないと思われたのかな」

と感じる方もいるかもしれません。

しかし、一斉指示が通りにくいことは、保護者のせいではありません。

子どもによって、言葉の理解、注意の向け方、見通しの持ち方、感覚の受け取り方には違いがあります。

だからこそ、必要なのは、保護者だけで抱え込むことではなく、子どもに合った支援を一緒に考えることです。

児童発達支援は、子どもだけを支援する場所ではありません。

保護者の方と一緒に、家庭や園での関わり方を考えていく場所でもあります。


中央市・昭和町・甲府市南側・笛吹市周辺で児童発達支援をお探しの方へ

保育園や幼稚園で、

「一斉指示が通りにくい」
「集団活動への参加が難しい」
「個別に声をかけるとできる」
「小学校入学に向けて少し心配がある」

と言われたとき、保護者だけで悩み続ける必要はありません。

児童発達支援SHIPでは、お子さま一人ひとりの発達段階や困りごとの背景を見ながら、無理なく集団生活に参加できる力を育てていきます。

できないことを責めるのではなく、
できる条件を見つける。
その子に合った支援を考える。
家庭・園・支援者が同じ方向を向いて支える。

その積み重ねが、子どもの安心と成長につながります。

中央市・昭和町・甲府市南側・笛吹市周辺で児童発達支援をお探しの方は、まずは見学・相談からお気軽にお問い合わせください。

→公式LINEから連絡する場合はこちら
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よくあるご質問

Q. 一斉指示が通りにくいと、発達障害なのでしょうか?

一斉指示が通りにくいことだけで、発達障害と決めつけることはできません。

注意の向け方、言葉の理解、見通しの持ちにくさ、集団の刺激の多さなど、さまざまな背景が考えられます。

大切なのは、診断名を急ぐことではなく、今その子がどこで困っていて、どんな支援があれば参加しやすくなるのかを見ることです。


Q. 家ではできるのに、園ではできないのはなぜですか?

家庭では、大人が近くで声をかけたり、子どものペースに合わせたりしやすい環境があります。

一方で、園では集団で動く場面が多く、先生の声かけも全体に向けたものになります。

そのため、家ではできることでも、園では難しくなることがあります。

これは、子どもがわざとやっていないということではなく、集団の中で力を発揮するために支援が必要な段階かもしれません。


Q. 小学校入学までに何を育てればよいですか?

小学校入学前には、文字や数字だけでなく、生活や集団参加の土台も大切です。

たとえば、

  • 話を聞く
  • 短い指示で動く
  • 順番を待つ
  • 活動を切り替える
  • 困ったときに伝える
  • 友達と同じ活動に参加する

といった力です。

完璧にできる必要はありません。

今の姿に合わせて、少しずつ経験を積んでいくことが大切です。


Q. 児童発達支援では、どのようなことをしますか?

児童発達支援では、子どもの発達段階に合わせて、遊びや活動を通して必要な力を育てていきます。

SHIPでは、個別の関わりと小集団の活動を大切にしながら、

  • 聞く力
  • 見通しを持つ力
  • 切り替える力
  • 人と関わる力
  • 集団活動に参加する力

を育てていきます。

また、家庭や園での困りごとについても一緒に考えていきます。

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