子どもの成長の仕方は、一人ひとり違います。
ことばの育ち方、気持ちの表し方、遊び方、人との関わり方、安心できる環境も、それぞれ異なります。
だからこそ、児童発達支援SHIPでは、「みんなに同じように関わること」ではなく、お子さん一人ひとりに合った関わりや支援を考えることを大切にしています。
子どもは、ただ「できるようにする」対象ではありません。
安心できる人との関係の中で、自分のペースで育ち、少しずつ「できた」を積み重ねながら、自信や意欲を育てていく存在です。
そして、その成長を支えるためには、施設の中だけで完結するのではなく、ご家庭とつながりながら、一緒に考えていくことも欠かせません。
SHIPでは、日々の支援の中で、特に大切にしている考え方があります。
それが、次の5つです。
1.一人ひとりの実態を丁寧に把握すること
支援を考えるうえで、最初に大切になるのは、目の前のお子さんを丁寧に知ることです。
「落ち着きがない」「ことばがゆっくり」「切り替えが苦手」といった表面的な姿だけで判断するのではなく、
その子がどんなことを得意としているのか、どんな場面で安心しやすいのか、どんな関わり方だと力を発揮しやすいのかまで含めて見ていくことを大切にしています。
子どもの姿は、場面によっても大きく変わります。
家庭では甘えが強く出る一方で、集団では緊張して固まってしまうこともあります。
大人から見れば「できたり、できなかったりする」と感じる場面でも、子どもの中には、その時々の理由や状態があります。
そのためSHIPでは、一つの行動だけを切り取って判断せず、
遊びの様子、人との関わり方、表情、ことば、集中の続き方、困ったときの反応などを含めて、総合的に見ていきます。
また、支援を考えるときには、できていないことだけでなく、すでに持っている力や良さにも目を向けます。
子どもの育ちは、苦手さを減らすことだけでなく、その子の強みを見つけ、活かしていくことでも進んでいくからです。
お子さん一人ひとりの実態を丁寧に把握すること。
それが、無理のない支援、意味のある支援につながる大切な出発点だとSHIPは考えています。
2.行動の背景に注目すること
子どもの行動には、必ず背景があります。
たとえば、急に泣いてしまう、怒ってしまう、動けなくなる、逆に落ち着かなくなる。
そうした姿を前にすると、大人はつい「どうしてそんなことをするのだろう」と結果だけを見てしまいがちです。
しかし、実際にはその行動の奥に、不安、緊張、分かりにくさ、疲れ、感覚の過敏さ、伝えられない思いなど、さまざまな理由が隠れていることがあります。
SHIPでは、「困った行動」をただ止めることだけを目的にするのではなく、
なぜその行動が起きているのか、どんな背景があるのかを考えることを大切にしています。
たとえば、活動の切り替えが難しいお子さんであれば、単にわがままなのではなく、
見通しが持ちにくいことや、今していることを終わらせる不安があるのかもしれません。
集団の中で落ち着かなくなるお子さんも、刺激が多すぎて疲れている場合があります。
ことばで気持ちを伝えにくいお子さんであれば、うまく表現できない苦しさが行動として出ていることもあります。
背景を理解しようとすることは、子どもを甘やかすことではありません。
むしろ、表面の行動だけに対応するのではなく、その子に本当に必要な支援を考えるために必要な視点です。
子どもが安心して過ごすために何が必要なのか。
分かりやすくするためにどんな工夫ができるのか。
事前にどんな準備をしておくと落ち着きやすいのか。
SHIPでは、そうしたことを丁寧に考えながら、お子さんが少しでも安心して過ごしやすくなる関わりを積み重ねていきます。
3.小さな「できた」を積み重ねること
子どもの成長は、ある日突然大きく変わるものではありません。
毎日の中にある、小さな「できた」の積み重ねによって、少しずつ形になっていくものです。
はじめは椅子に少し座れただけかもしれません。
自分から一言伝えられた、順番を少し待てた、先生と一緒ならやってみようと思えた。
そうした一つひとつの経験は、大人から見ると小さく感じられるかもしれません。
けれど、お子さんにとってはとても大きな一歩です。
SHIPでは、支援の中でこの小さな前進を丁寧に見つけ、積み重ねていくことを大切にしています。
子どもによって、成長のペースは異なります。
周りの子と同じようにできることを急いで求めるのではなく、その子に合ったステップを見極めながら、無理のない形で経験を重ねていくことが大切です。
「まだできない」ではなく、「ここまではできている」
「難しい」ではなく、「こうすればできるかもしれない」
そんな見方を持つことで、支援のあり方は大きく変わります。
また、子どもは成功体験を通して、自信や意欲を育てていきます。
うまくいった経験、認めてもらえた経験、安心して挑戦できた経験が増えることで、「やってみよう」という気持ちが少しずつ育っていきます。
SHIPでは、お子さんの小さな「できた」を大切にしながら、
その積み重ねが日常生活や人との関わりの中で広がっていくような支援を目指しています。
4.信頼関係を土台にすること
どれだけ良い活動や支援内容があっても、子どもが安心できていなければ、その力は十分に発揮されません。
だからこそSHIPでは、信頼関係をすべての土台として大切にしています。
初めての場所、初めての先生、初めての活動。
子どもにとって、新しい環境は大人が思っている以上に大きな刺激や不安になることがあります。
特に、小さなお子さんや、環境の変化に敏感なお子さんにとっては、「何をするか」より先に「ここは安心できる場所かどうか」がとても重要です。
SHIPでは、まずお子さんが「ここなら大丈夫」と感じられるような関係づくりを大切にしています。
無理に活動へ引っ張るのではなく、その子のペースを見ながら関わること。
気持ちが整うまで待つこと。
安心できるやりとりを積み重ねること。
そうした日々の積み重ねが、信頼関係につながっていきます。
信頼関係ができてくると、子どもは少しずつ自分の気持ちを出しやすくなります。
分からないことを分からないと言いやすくなり、不安なときに助けを求めやすくなり、新しいことにも挑戦しやすくなります。
支援は、ただ教えたり促したりすることだけではありません。
「この人と一緒ならやってみようかな」と思える関係をつくることも、非常に大切な支援の一つです。
SHIPでは、お子さんが安心して過ごせる関係づくりを丁寧に行いながら、そのうえで必要な支援へとつなげていきます。
5.保護者と一緒に考えること
お子さんの成長を支えるためには、ご家庭とのつながりが欠かせません。
子どもは施設の中だけで生活しているわけではなく、家庭で過ごす時間の中でも育っています。
だからこそSHIPでは、保護者の方と一緒に考えることをとても大切にしています。
保護者の方は、日々お子さんと最も長く関わっている存在です。
家庭で見せる姿、気になっていること、うまくいく関わり、難しさを感じている場面など、たくさんの大切な情報を持っています。
その思いや気づきは、支援を考えるうえで非常に重要です。
SHIPでは、施設側が一方的に支援を決めるのではなく、
保護者の方と悩みや成長を共有しながら、お子さんに合った関わり方を一緒に考えていきたいと考えています。
「家ではこういう様子がある」
「最近こんなことが気になっている」
「こういう場面でうまくいった」
そうしたお話を丁寧に伺いながら、施設での様子ともつなげて見ていくことで、より意味のある支援につながっていきます。
また、保護者の方の不安や迷いに寄り添うことも大切にしています。
子育ての中では、先が見えず不安になったり、これでいいのかと悩んだりすることも少なくありません。
そのようなときに、「一緒に考えてくれる場所がある」と感じていただけることは、とても大きな支えになると考えています。
SHIPは、お子さんだけでなく、保護者の方にとっても、安心して相談できる場所でありたいと思っています。
お子さんの「今」を大切にしながら、これからを一緒に考えていきます
児童発達支援SHIPでは、
一人ひとりの実態を丁寧に把握すること、
行動の背景に注目すること、
小さな「できた」を積み重ねること、
信頼関係を土台にすること、
そして保護者と一緒に考えることを大切にしています。
これらはどれも特別なことのように見えるかもしれませんが、
子どもの成長を支えるうえで、とても基本的で、そして欠かせないことだと私たちは考えています。
お子さんには、お子さんのペースがあります。
その「今」を大切にしながら、安心して過ごせること、少しずつ「できた」が増えていくこと、そして保護者の方も一緒に前を向いていけることを、SHIPは大切にしていきます。
「うちの子も相談していいのかな」
「利用まではまだ決めていないけれど、少し話を聞いてみたい」
そのような段階でも大丈夫です。
お子さんのことで気になることがありましたら、まずは見学やご相談から、お気軽にお問い合わせください。
おわりに
SHIPは
2026年4月1日より、
笛吹市のほかに、中央市でも児童発達支援をスタートします。
現在、見学や利用に関する相談を随時受け付けていますので、
お気軽にご連絡ください♪

