「遊びをやめられず、次の行動に移れない」
「片付けや出発のたびに泣いたり怒ったりしてしまう」
「毎日のことなのに、なかなかうまく切り替えられない」
お子さまの“切り替えの苦手さ”に悩む保護者の方は少なくありません。
中央市はもちろん、昭和町、南アルプス市、市川三郷町など周辺地域でも、就学前のお子さまについて同じような相談は多くあります。
切り替えが難しいと、つい
「わがままなのかな」
「しつけが足りないのかな」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、切り替えが苦手な背景には、単なる甘えや反抗だけではなく、
- 先の見通しが持ちにくい
- 気持ちの整理に時間がかかる
- 今していることをやめるのが苦手
- 次に何をしたらよいか分かりにくい
といったことが関係している場合もあります。
だからこそ大切なのは、
叱ってやめさせることよりも、切り替えやすい形をつくることです。
この記事では、切り替えが苦手なお子さまに対して、お家でできる言葉かけや関わり方、そして児童発達支援で一緒にできることについて、やさしくお伝えします。
切り替えが苦手なのは、珍しいことではありません
小さい子どもにとって、
- 今やっている楽しいことを終わらせる
- 気持ちを切り替える
- 次の行動に向かう
- 大人の声かけに合わせて動く
というのは、思っている以上に大変なことです。
特に、今している遊びにしっかり集中している子ほど、急に止めるのが難しいことがあります。
また、予定が変わることが苦手だったり、気持ちの切り替えに少し時間が必要だったりする子もいます。
そのため、切り替えがうまくいかないときに、
「言えばできるはず」
「なんで分からないの」
と考えるよりも、
どうしたら分かりやすくなるか
どうしたら動きやすくなるか
を考えていくことが大切です。
お家でできる言葉かけと関わり方
1. いきなり終わらせず、少し前に伝える
切り替えが苦手なお子さまは、急に「もう終わり」と言われると、気持ちが追いつかないことがあります。
そんなときは、
- 「あと5分でおしまいだよ」
- 「あと1回したら終わりにしようね」
- 「このブロックを入れたらお片付けだよ」
というように、終わりが近いことを少し前に伝えると、動きやすくなることがあります。
大事なのは、
「早くして」と急かすことではなく、
終わりが見えるようにすることです。
2. 「終わり」だけでなく、「次にすること」も伝える
切り替えが苦手な子は、「今やっていることをやめる」ことだけが強く伝わると、不安になりやすいことがあります。
そのため、
- 「おもちゃはおしまい。次はごはんだよ」
- 「テレビは終わり。次はお風呂に行こうね」
- 「公園はおしまい。おうちでおやつにしようね」
というように、次に何をするのかまで一緒に伝えることが大切です。
「終わり」だけでなく「次」が分かると、子どもは少し安心しやすくなります。
3. 長い説明より、短く分かりやすく伝える
切り替えの場面では、長い説明は入りにくいことがあります。
たとえば、
「いつまでも遊んでいないで、もう終わりだからちゃんと片付けて次に行くよ」
よりも、
- 「おしまいだよ」
- 「片付けるよ」
- 「次はごはんだよ」
のように、短く、具体的で、今やることが分かる言葉の方が伝わりやすいことがあります。
言葉をたくさんかけるよりも、
行動につながる言い方にすること
が大切です。
4. 小さな選択肢を作る
切り替えが難しいときは、「やる・やらない」だけだとぶつかりやすくなることがあります。
そんなときは、たとえば、
- 「自分で片付ける?いっしょに片付ける?」
- 「歩いて行く?だっこで行く?」
- 「赤い箱に入れる?青い箱に入れる?」
というように、小さく選べる形にすると、動きやすくなる場合があります。
全部を子どもに決めさせるということではなく、
少しだけ自分で選べる感覚を持てるようにする
ことがポイントです。
5. 切り替えられたときは、その場で伝える
切り替えがうまくできたとき、つい当たり前に流してしまうことがあります。
でも、苦手な子ほど「できた経験」を積み重ねることが大切です。
たとえば、
- 「終わりって言われて来られたね」
- 「片付けできたね」
- 「次に行けたね」
- 「泣かずに移れたね」
というように、できた行動を具体的に言葉にして返すと、次にもつながりやすくなります。
「えらいね」だけでも悪くはありませんが、
何ができたのかを分かるように伝える方が、お子さまにも伝わりやすいです。
6. 毎日の流れをできるだけ分かりやすくする
切り替えが苦手なお子さまにとって、毎日の流れがある程度決まっていることは安心につながります。
たとえば、
- 帰宅したら手洗い
- そのあとおやつ
- 少し遊んでからお風呂
- 絵本を読んで寝る
というように、流れが見えやすいと、次の行動に向かいやすくなることがあります。
毎日完璧に同じでなくても大丈夫です。
だいたいの流れが分かることが、お子さまの安心につながります。
こんな言葉かけは、かえって難しくなることがあります
切り替えがうまくいかないとき、つい言ってしまいやすいのが、
- 「いい加減にして」
- 「何回言ったら分かるの」
- 「早くして」
- 「もう知らないよ」
といった言葉です。
こうした言葉を言いたくなる気持ちはとても自然です。
ただ、子どもにとっては「何をしたらよいか」が分かりにくく、余計に気持ちが乱れてしまうことがあります。
それよりも、
- 「あと1回でおしまいだよ」
- 「次はごはんだよ」
- 「いっしょに片付けよう」
- 「こっちに行こうね」
のように、
次の行動が見える言葉
の方が伝わりやすいことがあります。
それでも難しいときは、相談してみても大丈夫です
- 毎日の切り替えで強く崩れてしまう
- 園でも活動の移行が難しいと言われている
- 予定変更にとても弱い
- 言葉で伝えても入りにくい
- 保護者としてどう関わればよいか迷っている
- 就学前に少しずつ整えていきたい
こうしたときは、相談してみても大丈夫です。
相談は、困りごとが大きくなってからするものではなく、
今の困りごとの背景を整理して、お子さまに合った関わり方を見つけるためのもの
でもあります。
「まだ相談するほどではないかも」と感じる段階でも、早めに話してみることには意味があります。
児童発達支援で一緒にできること
児童発達支援では、単に「言うことを聞けるようにする」ことを目指すのではありません。
お子さまの様子を見ながら、
- どんなときに止まりやすいのか
- 何が不安なのか
- どんな伝え方なら分かりやすいのか
- どうすると切り替えやすくなるのか
を考えて、一人ひとりに合った支援を行っていきます。
たとえば、
- 活動の始まりと終わりを分かりやすくする
- 視覚的に流れが見えるようにする
- 小集団の中で順番や待つことを練習する
- 個別に安心して切り替えられる経験を積む
- ご家庭で使いやすい言葉かけを一緒に考える
といった支援が考えられます。
大切なのは、
「困った行動を止める」ことだけではなく、切り替えやすくなる土台を育てること
です。
保護者の方と一緒に考えていくことも大切にしています
お子さまの切り替えについて考えるとき、事業所の中だけで支援が完結するわけではありません。
毎日過ごすのは、お家であり、園であり、地域の中です。
だからこそ、児童発達支援では、保護者の方と一緒に、
- お家ではどんな言葉かけが合いやすいか
- どんな場面で困りやすいか
- どうすると少しやりやすくなるか
- 就学前にどんな力を大切にしたいか
を考えていくことも大切にしています。
「こうしなければいけない」と押しつけるのではなく、
ご家庭に合うやり方を一緒に見つけていくこと
を大事にしたいと考えています。
児童発達支援SHIP中央市でも、ご相談を受け付けています
児童発達支援SHIP中央市では、
お子さま一人ひとりの様子を丁寧に見ながら、切り替えが難しい背景や、伝わりやすい関わり方を一緒に考えていきます。
中央市の方はもちろん、昭和町、南アルプス市、市川三郷町など周辺地域で、
- 切り替えが苦手
- 毎日の生活の中で崩れやすい
- 就学前に少しずつ整えていきたい
- お家での言葉かけを相談したい
という方も、まずはお気軽にご相談ください。
「少し気になる」
「関わり方を知りたい」
という段階でも大丈夫です。
今のお子さまに合った関わり方を一緒に整理していくことに意味があります。
見学・ご相談受付中
児童発達支援SHIP中央市では、見学・ご相談を受け付けています。
お子さまの切り替えや、日常の関わり方について気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。
シップくんご連絡お待ちしております♪

