「小学校に入る前に、何ができるようになっていたらいいのだろう」
「ひらがなは読めた方がいいの?」
「座っていられることが大事?」
「うちの子、このままで大丈夫かな」
年長さんに近づいてくると、こうした不安を感じる保護者の方は少なくありません。
中央市はもちろん、昭和町、南アルプス市、市川三郷町など周辺地域でも、就学前のお子さまについて同じような相談はよくあります。
小学校に行く前に大切なのは、何かを完璧にできることではありません。
文部科学省でも、幼児期には一律の到達目標を決めるのではなく、一人ひとりの発達や学びの違いを大切にしながら育ちを見ていくことが大切だと示しています。また、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、健康な心と体、自立心、協同性、言葉による伝え合いなどが挙げられています。
つまり、就学前に大切なのは、
文字や計算だけではなく、生活の中で少しずつ育っていく力です。
この記事では、
小学校に行く前に身につけておけるとよい力と、お家でできる関わり方について、やさしくお伝えします。
まず大切にしたいこと
小学校入学前というと、
「ひらがな」
「数字」
「座って話を聞くこと」
に目が向きやすいかもしれません。
もちろん、それらも役立つことはあります。
ただ、それ以上に大切なのは、
- 自分のことを少しずつやろうとすること
- 人の話に気づくこと
- 自分の気持ちを伝えようとすること
- 困ったときに助けを求めること
- 順番やルールを少しずつ知っていくこと
- 生活の流れに安心して向かえること
といった、毎日の生活の中で育っていく力です。
文部科学省が示している就学前の育ちの考え方でも、幼児期は遊びや生活を通して、知識だけでなく、考える力、伝える力、人と関わる力などの土台を育てていく時期とされています。
小学校に行く前に、身につけておけるとよい力
1. 自分のことを少しずつやろうとする力
たとえば、
- 靴をはこうとする
- かばんを持つ
- トイレに行く
- 手を洗う
- 持ち物をしまう
- 片付けをしようとする
といったことです。
全部を一人で完璧にできる必要はありません。
大切なのは、
「やってもらう」だけではなく、「自分でやってみよう」とすることです。
小学校に入ると、生活の中で自分で動く場面が少しずつ増えていきます。
だからこそ、就学前のうちから、生活の流れの中で少しずつ経験しておくことが大切です。
2. 話を聞こうとする力、伝えようとする力
小学校で大切になるのは、長い話をずっと静かに聞けることだけではありません。
まずは、
- 呼ばれたことに気づく
- 短い言葉で伝えられたことが分かる
- 分からないときに顔を見る
- 「いや」「やって」「てつだって」が伝えられる
- 自分の気持ちを少しずつ言葉やしぐさで表せる
といった土台が大切です。
文部科学省が就学前に大切な姿として示している中にも、言葉による伝え合いが含まれています。これは、上手に話すことだけではなく、人とやりとりしながら思いを伝えたり受け取ったりする力を育てていくことを意味しています。
3. やることに向かう力
「座っていられること」が気になる保護者の方は多いですが、
本当に大切なのは、ただ座ることだけではありません。
たとえば、
- 今やることに気持ちを向ける
- 終わりまで少しやってみる
- 大人と一緒に取り組む
- 切り替えながら次に向かう
といった力です。
最初から長時間集中できる必要はありません。
短い時間でも、
“今することに少し向かえる”
ことが大切です。
4. 困ったときに助けを求める力
就学前に意外と大切なのが、
「困った」ときに人を頼る力です。
たとえば、
- できないときに「てつだって」と言える
- 分からないときに大人の顔を見る
- しんどいときに伝えようとする
- うまくいかないときにその場から離れすぎず、助けを受ける
こうした力は、入学後の安心にもつながります。
何でも一人でできることより、
必要なときに人に頼れること
も、とても大切です。
5. 順番やルールを少しずつ知っていく力
集団の中では、
- 順番を待つ
- 人が使っているものを取らない
- みんなで一緒に始める
- おしまいの合図で終わる
- 相手にも気持ちがあることを知る
といった経験が少しずつ必要になります。
もちろん、就学前の子どもにとって、いつもできるのは難しいことです。
でも、遊びや毎日の生活の中で少しずつ経験していくことで、集団の中で過ごす土台になっていきます。
文部科学省でも、就学前の育ちとして、協同性や社会生活との関わりなどが大切にされています。
6. 生活の流れに安心して向かえること
小学校に入ると、朝起きて、支度をして、登校して、決まった流れの中で過ごすことが増えます。
そのため、就学前から
- 朝起きる
- ごはんを食べる
- 着替える
- 出発する
- 帰ってきたら荷物を置く
など、生活の流れに少しずつ慣れておくことも大切です。
完璧な生活リズムを目指すというより、
毎日の流れが分かり、安心して動けること
が大事です。
お家でできること
1. 「できるようにする」より「一緒にやってみる」
急に一人で全部やらせようとすると、負担が大きくなりやすいです。
たとえば、
- 靴をそろえる
- かばんを置く
- コップを片付ける
- ハンカチをしまう
など、小さなことから一緒にやってみるのがおすすめです。
「全部できたか」より、
やってみようとしたこと
を大切にすると続きやすくなります。
2. 長い説明より、短く分かりやすく伝える
たとえば、
「帰ってきたらまず靴を片付けて、手を洗って、かばんを置いてね」
よりも、
- 「くつ、しまおう」
- 「つぎは手あらい」
- 「かばん、ここだよ」
のように、短く伝える方が分かりやすいことがあります。
就学前は、
今やることが見える言葉
が役立ちます。
3. できたことを具体的に伝える
- 「自分でくつをはいたね」
- 「言われてから来られたね」
- 「順番待てたね」
- 「分からないって言えたね」
というように、できたことを具体的に伝えると、お子さまにも伝わりやすくなります。
「すごいね」だけでなく、
何ができたのか
を言葉にしてあげることが大切です。
4. 遊びの中で育てる
就学前の力は、勉強のように教え込むだけで育つものではありません。
遊びの中で、
- 順番を待つ
- 相手とやりとりする
- ルールを知る
- 最後までやってみる
- 伝える
といったことをたくさん経験できます。
文部科学省でも、幼児期は遊びを通してさまざまな力の土台を育てていく時期とされています。
こんなときは、相談してみても大丈夫です
- 就学に向けて不安が大きい
- 集団の中で過ごすことが難しそう
- 切り替えがとても苦手
- 言葉でのやりとりが少し心配
- 身の回りのことをどう進めたらよいか迷う
- お家での関わり方に悩んでいる
こうしたときは、早めに相談してみても大丈夫です。
相談は、
「何か大きな問題があるからするもの」
ではなく、
今のお子さまに合った育ち方や関わり方を一緒に考えるためのもの
でもあります。
児童発達支援で一緒にできること
児童発達支援では、就学前のお子さまに対して、
- 生活の流れに向かう練習
- 言葉ややりとりの支援
- 切り替えや待つことの支援
- 小集団での関わり
- 身の回りのことを進める練習
- 保護者の方への関わり方の共有
などを、お子さまに合わせて行っていきます。
大切なのは、
「みんなと同じようにできるようにする」ことだけではなく、その子に合った形で就学に向かう土台を育てていくこと
です。
児童発達支援SHIP中央市でも、ご相談を受け付けています
児童発達支援SHIP中央市では、
お子さま一人ひとりの様子を丁寧に見ながら、就学前に大切にしたい力を一緒に考えていきます。
中央市の方はもちろん、昭和町、南アルプス市、市川三郷町など周辺地域で、
- 小学校入学に向けて不安がある
- 今のうちに少しずつ土台を作っていきたい
- 集団や生活面が気になる
- お家での関わり方を相談したい
という方も、まずはお気軽にご相談ください。
「まだ早いかな」
「何を相談したらいいか分からない」
という段階でも大丈夫です。
今のお子さまの様子を一緒に整理していくことに意味があります。
見学・ご相談受付中
児童発達支援SHIP中央市では、見学・ご相談を受け付けています。
お子さまの切り替えや、日常の関わり方について気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。
シップくんご連絡お待ちしております♪

