保育園や幼稚園の先生から、
「一度、専門のところに相談してみてもよいかもしれません」
「発達のことで相談してみてはどうでしょうか」
「集団の中で少し気になる姿があります」
と言われると、保護者の方はとても不安になると思います。
「うちの子に何かあるのかな」
「発達が遅れているということなのかな」
「これからどうしたらよいのだろう」
「療育に通った方がよいのかな」
そのように感じるのは、自然なことです。
大切なのは、園から相談をすすめられたことを、すぐに悪いこととして受け止めすぎないことです。
園の先生は、毎日の生活や集団活動の中で、お子さんの様子を見ています。
その中で、少し支援があると過ごしやすくなるかもしれない姿に気づくことがあります。
児童発達支援は、そうしたお子さんの姿を一緒に整理し、今必要な関わり方や支援を考えていく場所です。
→公式LINEから連絡する場合はこちら
受付:24時間 / 返信:9:00〜20:00(土日祝も対応)
「相談してみては」と言われる場面
園で「一度相談してみては」と言われる場面には、さまざまなものがあります。
たとえば、
- ことばの発達がゆっくりに見える
- 先生の話が入りにくい
- 集団活動に参加しにくい
- 気持ちの切り替えに時間がかかる
- 順番を待つことが難しい
- 友だちとの関わりでトラブルが起きやすい
- 身の回りのことに支援が必要
- 活動の見通しが持ちにくい
- 苦手な活動になると動けなくなる
- こだわりや不安が強く見える
このような姿があると、園の先生から発達相談や療育の利用をすすめられることがあります。
ただし、こうした姿があるからといって、すぐに何かが決まるわけではありません。
まず必要なのは、
お子さんがどの場面で困っているのか
どんな支援があると過ごしやすくなるのか
を丁寧に見ていくことです。
相談することは、診断を決めることではありません
保護者の方の中には、
「相談したら、すぐに診断されてしまうのでは」
「療育に行くということは、発達障害ということなのでは」
と不安になる方もいます。
しかし、相談することと診断を受けることは同じではありません。
診断が必要かどうかは、医療機関などで専門的に判断されるものです。発達障害に関する診断は医療機関で行われるとされています。
一方で、児童発達支援で大切にするのは、診断名だけではありません。
お子さんが今、
- どんなことに困っているのか
- どんな場面なら安心して過ごせるのか
- どんな伝え方だと分かりやすいのか
- どんな支援があれば参加しやすいのか
- 家庭や園でどのような関わりができるのか
を考えることです。
診断名があるかどうかだけで、お子さんの支援を考えるわけではありません。
SHIPでは、目の前のお子さんの姿を丁寧に見ながら、一人ひとりに合った支援を考えていきます。
児童発達支援で確認できること
児童発達支援では、お子さんの発達や生活の様子をさまざまな角度から確認します。
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインでは、児童発達支援について、本人支援だけでなく、家族支援、移行支援、地域支援・地域連携を含めて、こどもと家族を包括的に支援することが示されています。
SHIPでも、園での姿、家庭での姿、活動中の姿を見ながら、必要な支援を考えていきます。
1. ことばの発達
ことばの発達については、単に「話せる」「話せない」だけで見ません。
たとえば、
- 名前を呼ばれたときに反応するか
- 大人の簡単な指示が分かるか
- 欲しいものを伝えようとするか
- 指さしや表情で伝えようとするか
- 単語や二語文が出ているか
- やりとりを楽しめているか
- 困ったときに大人に助けを求められるか
などを見ていきます。
ことばは、発音や単語数だけでなく、
人に伝えたい気持ち
相手のことばを理解する力
やりとりする力
とも関係しています。
そのため、SHIPでは、お子さんがどのように人と関わろうとしているかも大切に見ています。
2. 集団活動への参加
園で相談につながりやすいものの一つが、集団活動への参加です。
たとえば、
- 朝の会に参加しにくい
- みんなと同じ活動に入りにくい
- 椅子に座っている時間が短い
- 説明中に動いてしまう
- 友だちと同じ空間にいることが苦手
- 活動の途中で離れてしまう
といった姿です。
このとき、単に「集団が苦手」と決めつけるのではなく、
- 何をする時間か分かっているか
- 終わりの見通しがあるか
- 音や人の多さが負担になっていないか
- 活動内容が難しすぎないか
- 大人の近くなら参加しやすいか
- 短い時間なら参加できるか
を確認します。
集団参加は、いきなり全員と同じようにできることを目指すのではなく、
その子が参加しやすい形から始めることが大切です。
3. 気持ちの切り替え
気持ちの切り替えが難しい姿も、園でよく相談につながります。
たとえば、
- 遊びを終えるときに泣いてしまう
- 次の活動に移るのに時間がかかる
- 予定が変わると不安定になる
- 「おしまい」が受け入れにくい
- 思い通りにならないと強く怒る
- 苦手な活動の前に動けなくなる
といった姿です。
このようなときも、子どもを責めるのではなく、背景を見ます。
もしかすると、
- 終わりが分かりにくい
- 次に何をするか分からない
- 好きな活動から離れるのが不安
- 予告がないまま切り替えになっている
- 自分の気持ちをことばにできない
- 疲れや眠さが影響している
ということがあるかもしれません。
SHIPでは、必要に応じて、
- 事前に見通しを伝える
- 「あと1回」など終わりを分かりやすくする
- 次の活動を視覚的に示す
- 切り替えまでの時間を短く区切る
- 気持ちを代弁する
- 落ち着ける関わり方を考える
といった支援を行います。
切り替えの力は、叱って身につけるものではありません。
安心できる見通しと経験の積み重ねの中で、少しずつ育っていくものです。
4. 身の回りのこと
児童発達支援では、生活に関わる力も大切に見ています。
たとえば、
- 靴を履く
- 荷物を片付ける
- 手を洗う
- 着替える
- トイレに行く
- 食事の準備をする
- 自分の持ち物を意識する
といったことです。
これらは、園生活や就学後の生活にもつながる大切な力です。
ただし、身の回りのことも「できる」「できない」だけで見ません。
たとえば、靴を履くことが難しい場合でも、
- 靴を取ることはできる
- 片足だけなら入れられる
- 大人が向きを整えれば履ける
- 最後に引っ張るところだけならできる
- 声かけがあれば取り組める
というように、できている部分があります。
大切なのは、全部を大人がやってしまうことでも、いきなり全部一人でやらせることでもありません。
その子が自分でできる部分を残しながら、必要なところだけ支えることです。
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5. 友だちや先生との関わり
園生活では、友だちや先生との関わりも大切になります。
たとえば、
- 友だちの遊びに入りにくい
- 物の取り合いになりやすい
- 自分の気持ちをことばで伝えにくい
- 先生に助けを求めにくい
- 相手の反応に気づきにくい
- 一人遊びが多い
- 距離感が近すぎる、または離れすぎる
といった姿があるかもしれません。
このような場合も、子どもの性格だけで考えるのではなく、
- どんな場面で関わりにくくなるのか
- 大人が間に入るとやりとりできるのか
- 好きな遊びでは関われるのか
- ことば以外の表現で伝えようとしているか
- トラブルの前にどんなきっかけがあるのか
を見ていきます。
友だちとの関わりは、自然に任せるだけでは難しい場合があります。
大人が間に入りながら、
「貸してって言ってみよう」
「今は使っているね」
「終わったら交代しよう」
「いやだったんだね」
と気持ちや行動を整理することで、少しずつ関わり方を学んでいくことがあります。
SHIPが大切にしている見方
SHIPでは、お子さんの姿を見たときに、すぐに「できない」と判断しないようにしています。
大切にしているのは、
- 何ができているか
- どこで困っているか
- どんな環境だと過ごしやすいか
- どんな伝え方だと分かりやすいか
- どのくらいの支援があれば参加できるか
- 支援を少し減らせる部分はあるか
- 家庭や園ではどのような姿があるか
を丁寧に見ることです。
子どもの行動には、必ず背景があります。
「やらない」ように見える姿の中にも、
分からない
不安
難しすぎる
伝えられない
見通しが持てない
といった理由が隠れていることがあります。
SHIPでは、その背景を考えながら、お子さんに合った支援を組み立てていきます。
園と家庭だけで抱え込まなくて大丈夫です
園で「一度相談してみては」と言われると、保護者の方は責められたように感じてしまうことがあるかもしれません。
しかし、本来、相談は子どもや保護者を責めるためのものではありません。
子どもがより安心して生活できるように、
家庭、園、支援機関が一緒に考えるためのものです。
児童発達支援ガイドラインでも、こどもや家庭に関わる関係機関との連携や、家族を含めた支援の重要性が示されています。
家庭だけで抱える必要はありません。
園だけで抱える必要もありません。
お子さんの今の姿を一緒に整理しながら、必要な支援を考えていくことが大切です。
相談するときに整理しておくとよいこと
相談の前に、保護者の方がすべてを準備しておく必要はありません。
ただ、次のようなことを少し整理しておくと、お子さんの姿が伝わりやすくなります。
- 園でどのようなことを言われたか
- 家庭で気になっていること
- いつから気になっているか
- 得意なこと、好きな遊び
- 苦手な場面
- 落ち着きやすい関わり方
- 困ったときの反応
- 睡眠や食事の様子
- 園と家庭で違う姿があるか
大切なのは、困っていることだけでなく、
できていることや好きなことも一緒に伝えることです。
支援は、苦手なことだけを見るのではなく、その子の強みや安心できることを土台に考えていきます。
中央市・笛吹市周辺で児童発達支援をお探しの方へ
SHIPでは、未就学のお子さんを対象に、児童発達支援を行っています。
中央市・笛吹市・昭和町・甲府市南側・甲斐市・南アルプス市周辺で、
- 園から発達相談をすすめられた
- 集団活動への参加が心配
- ことばの発達が気になる
- 気持ちの切り替えが難しい
- 友だちとの関わりが気になる
- 就学に向けて準備をしたい
- 子どもに合った関わり方を知りたい
という方は、一度ご相談ください。
お子さんの今の姿を一緒に確認しながら、必要な支援を考えていきます。
見学・相談について
児童発達支援を利用するかどうかは、すぐに決めなくても大丈夫です。
まずは、
「園で相談をすすめられたけれど、どうしたらよいか分からない」
「うちの子に児童発達支援が合っているか知りたい」
「SHIPではどのような支援をしているのか見てみたい」
「家庭での関わり方について相談したい」
という段階でも構いません。
SHIPでは、お子さんとご家族にとって無理のない形で、見学や相談を行っています。
お子さんの発達や園生活のことで気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
保育園や幼稚園で「一度相談してみては」と言われると、保護者の方は不安になると思います。
しかし、相談することは、お子さんを否定することではありません。
お子さんが今どんな場面で困っているのか。
どんな支援があると過ごしやすくなるのか。
家庭や園でどのような関わりができるのか。
それを一緒に整理することが、相談の第一歩です。
SHIPでは、子どもを「できる」「できない」だけで見るのではなく、
一人ひとりの発達段階や背景を丁寧に見ながら支援を考えています。
園での生活、家庭での生活、これからの就学に向けて、
お子さんが安心して過ごし、自分らしく成長していけるように、保護者の方と一緒に考えていきます。
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