「うちの子、少し発達がゆっくりかもしれない」
「園で“集団に入りにくい”と言われた」
「ことばが遅い気がする」
「切り替えや癇癪が多くて、どう関わればよいかわからない」
「でも、児童発達支援に相談するのはまだ早いのかな」
このように迷っている保護者の方は少なくありません。
児童発達支援という言葉を聞くと、
「診断がある子が利用するところ」
「もっと困りごとが大きくなってから相談するところ」
と思われることもあります。
しかし、実際には、“気になる”という段階で相談して大丈夫です。
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインでも、家族が子どもの発達に不安を感じるなどの「気付き」の段階にある子どもや家族に対して、丁寧に幅広い相談に対応していく機能が示されています。
この記事では、児童発達支援に相談するタイミングについて、保護者の方にわかりやすくお伝えします。
「うちの子も相談してよいのかな」と迷っている方は、中央市・笛吹市周辺で児童発達支援の見学・相談を考えている方向けの記事も参考にしてください。

児童発達支援は「困りきってから行く場所」ではありません
児童発達支援は、子どもが日常生活や社会生活をより円滑に送れるよう、発達や特性に応じて支援を行う福祉サービスです。
こども家庭庁のガイドラインでは、児童発達支援は、子どもの障害特性に応じた福祉的・心理的・教育的・医療的な援助であり、本人支援・家族支援・移行支援・地域支援を総合的に提供していくものとされています。
つまり、児童発達支援は、子どもだけを見る場所ではありません。
- 子どもの今の発達を整理する
- 家庭での関わり方を一緒に考える
- 園での困りごとを整理する
- 就学や集団生活に向けて準備する
- 保護者の不安を一緒に整理する
このような役割もあります。
そのため、
「まだ利用するかわからない」
「療育が必要か判断できない」
という段階でも、相談する意味があります。
相談してもよいサイン
次のような様子がある場合は、児童発達支援に一度相談してみてもよいタイミングです。
1. 園で集団に入りにくいと言われた
家庭では大きな困りごとがなくても、保育園や幼稚園などの集団場面で困りごとが見えてくることがあります。
たとえば、
- みんなと同じ活動に入りにくい
- 一人で遊ぶことが多い
- 先生の近くにいないと参加しにくい
- 活動の途中で抜けてしまう
- 友達とのやりとりが続きにくい
- ルールのある遊びに入りにくい
という姿です。
政府広報オンラインでも、発達障害のある子どもは、幼稚園や小学校などの集団に入ると、社会性やコミュニケーションの苦手さから困難に直面することがあると説明されています。
大切なのは、
「集団に入れない=悪い」
と見ることではありません。
- どのくらいの人数なら参加できるのか
- どんな活動なら入りやすいのか
- 先生の声かけがあると参加できるのか
- 見通しがあると動きやすいのか
- 友達との関わり方をどう支えればよいのか
を整理することが大切です。
2. 一斉指示が通りにくいと言われた
園で、
「先生の話を聞いていないように見える」
「みんなが動いているのに、一人だけ動き出せない」
「何度も個別に声をかけないと伝わりにくい」
と言われることがあります。
このような場合、単に「聞いていない」「わがまま」ということではなく、
- 言葉だけの指示が入りにくい
- 長い説明を覚えておくことが難しい
- 周りの刺激が多くて注意が向きにくい
- 何をすればよいか具体的にわかりにくい
- 切り替えに時間がかかる
という背景があるかもしれません。
政府広報オンラインでは、発達障害のある子どもへの配慮として、視覚的な情報を提示することや、説明・指示を短く、順を追って、具体的にすることが紹介されています。
児童発達支援では、
「なぜ伝わりにくいのか」
「どう伝えると動きやすいのか」
を見ていきます。
3. ことばの発達が気になる
ことばの発達については、保護者の方が特に不安を感じやすいところです。
たとえば、
- 単語が少ない
- 二語文がなかなか出ない
- 言いたいことが伝わらず泣く
- 質問に答えるのが難しい
- 会話が一方的になりやすい
- 園で困ったときに言葉で伝えられない
という姿です。
ことばの発達を見るときは、話す言葉の数だけでなく、
- 指差し
- 視線
- 表情
- 身振り
- 相手への関心
- やりとりの楽しさ
- 伝えたい気持ち
も一緒に見ていくことが大切です。
児童発達支援の本人支援では、「言語・コミュニケーション」だけでなく、「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「人間関係・社会性」などの5領域の視点を踏まえてアセスメントを行うことが重要とされています。
つまり、ことばだけを切り取って見るのではなく、生活や遊び、人との関わりの中で総合的に見ていくことが必要です。
ことばの発達が気になる方は、2歳・3歳でことばが遅いかもと思ったときに見るポイントの記事も参考にしてください。

4. 切り替えや癇癪が多い
遊びを終えるとき、出かけるとき、園の活動が変わるときなどに、大きく泣いたり怒ったりすることがあります。
このような姿が続くと、保護者の方は、
「しつけが悪いのかな」
「わがままなのかな」
「どう対応すればよいかわからない」
と悩んでしまうことがあります。
ただし、切り替えの難しさには、
- 終わりがわからない
- 次に何をするのかわからない
- 好きな活動をやめる不安が大きい
- 感覚的に不快な場面がある
- 気持ちを言葉で伝えにくい
- 予定変更に弱い
などの背景があることがあります。
児童発達支援では、子どもを叱って切り替えさせるのではなく、
- 終わりを予告する
- 次の活動を見える形で伝える
- 選択肢を用意する
- 気持ちを代弁する
- 成功しやすい終わり方を作る
といった支援を考えていきます。
5. 友達との関わりが難しい
友達との関わりについても、相談のきっかけになりやすいです。
たとえば、
- 友達の遊びに入れない
- 順番を待つことが難しい
- 貸し借りでトラブルになる
- 自分の思い通りにならないと怒る
- 相手の気持ちに気づきにくい
- 一方的に話してしまう
- 友達より大人との関わりを好む
という姿です。
このような場面では、
「友達と仲良くしなさい」
と伝えるだけではうまくいかないことがあります。
必要なのは、
- どんな場面でトラブルになるのか
- 何がわかりにくいのか
- どんな言葉を教えるとよいのか
- 大人がどのタイミングで間に入るとよいのか
- 少人数なら関われるのか
を具体的に整理することです。
6. 家では困っていないが、園では困っている
これは、とても多い相談です。
保護者の方からすると、
「家ではそこまで困っていない」
「園でだけ困るのはなぜだろう」
「本当に療育が必要なのかな」
と感じることがあります。
しかし、家庭と園では求められる力が違います。
家庭では、保護者が自然に先回りしていたり、子どもに合わせて環境を整えていたりすることがあります。
一方で園では、
- 集団で動く
- 順番を待つ
- 先生の一斉指示を聞く
- 友達と物を共有する
- 活動の切り替えに合わせる
- 自分の気持ちを言葉で伝える
といった力が求められます。
そのため、家庭では目立たなかった困りごとが、園で見えてくることがあります。
この場合も、
「家では困っていないから大丈夫」
と判断するのではなく、園で何に困っているのかを一緒に整理することが大切です。
7. 就学に向けて不安がある
年中・年長になると、小学校入学に向けた不安が出てくることがあります。
たとえば、
- 座って活動に参加できるか
- 先生の話を聞けるか
- 集団で動けるか
- 困ったときに伝えられるか
- 友達と関われるか
- 身の回りのことができるか
- 予定変更に対応できるか
という不安です。
こども家庭庁のガイドラインでは、入園・入学時などライフステージの移行時は、子どもを取り巻く環境が大きく変化することを踏まえ、支援の一貫性の観点からより丁寧な支援が求められるとされています。
就学前に、今できていることと、これから支えていきたいことを整理しておくことは、とても大切です。
相談するタイミングは「困りごとが大きくなってから」ではありません
児童発達支援への相談は、困りごとが大きくなってからでなければいけないわけではありません。
むしろ、次のような段階で相談して大丈夫です。
- 少し気になる
- 園で指摘された
- 家庭での関わり方に迷っている
- 先生に相談してみてはと言われた
- 就学に向けて不安がある
- 受給者証のことがよくわからない
- 療育が必要かどうか判断できない
相談したからといって、必ず利用しなければならないわけではありません。
まずは、
お子さまの今の姿を整理すること
が大切です。
園や先生から「一度相談してみては」と言われた方は、保育園・幼稚園で相談をすすめられたときに保護者が考えたいことの記事も参考になります。

「様子見」と「相談」は違います
「まだ早い」と思ったときほど、相談してよい理由
保護者の方が「まだ早いかな」と迷う背景には、いろいろな思いがあります。
- 大げさにしたくない
- 診断がつくのが怖い
- 自分の育て方を否定されそう
- 相談したら利用を勧められそう
- もう少し様子を見た方がよい気がする
- 周りにどう思われるか不安
この気持ちは、とても自然です。
ただ、相談は「問題を決めつけること」ではありません。
相談は、今の状況を一緒に整理することです。
何に困っているのか。
どんな場面ならできるのか。
どんな支援があると落ち着くのか。
家庭と園で、どのように関わるとよいのか。
これを一緒に考えることが、児童発達支援の相談の大きな意味です。
SHIPの見学・相談で確認できること
児童発達支援・放課後等デイサービスSHIPでは、見学・相談の中で、すぐに利用を決めるのではなく、まずお子さまの様子や保護者の方の不安を整理していきます。
たとえば、次のようなことを確認できます。
- お子さまの発達で気になっていること
- 家庭で困っていること
- 園で困っていること
- 得意なこと、好きなこと
- 苦手な場面
- どんな声かけだと伝わりやすいか
- 集団と個別、どちらの支援が必要そうか
- 利用頻度の考え方
- 受給者証や利用までの流れ
「相談したらすぐ契約しなければいけない」ということではありません。
まずは、
お子さまにどのような支援が必要か
今、何から始めるとよいか
を一緒に考えていきます。
相談前に整理しておくとよいこと
見学や相談の前に、完璧に準備する必要はありません。
ただ、次のようなことをメモしておくと、相談がしやすくなります。
| 整理すること | 例 |
|---|---|
| 気になっていること | ことば、集団、切り替え、友達関係など |
| 困る場面 | 朝の準備、登園、園の活動、食事、帰宅後など |
| できていること | 好きな遊び、得意な活動、落ち着ける場面 |
| 園で言われていること | 集団参加、一斉指示、友達との関わりなど |
| 家庭で試したこと | 声かけ、予定表、絵カード、選択肢など |
| 保護者の不安 | 就学、利用頻度、手続き、今後の成長など |
特に大切なのは、
できないことだけでなく、できていることも伝えること
です。
子どもの支援は、苦手なことだけを見るより、得意なことや安心できる場面を手がかりにした方が進めやすくなります。
中央市・笛吹市周辺で児童発達支援をお探しの方へ
中央市・笛吹市周辺で、
- 子どもの発達が気になる
- 園で困っていると言われた
- ことばの発達が気になる
- 集団生活に不安がある
- 切り替えや癇癪に悩んでいる
- 友達との関わりが気になる
- 就学に向けて準備したい
- 療育が必要か相談したい
という保護者の方は、児童発達支援・放課後等デイサービスSHIPへご相談ください。
「まだ早いかもしれない」
「利用するか決めていない」
「診断があるわけではない」
「受給者証がまだない」
という段階でも大丈夫です。
まずは、お子さまの今の姿を一緒に整理し、必要な支援を考えていきます。
まずは、お子さまの今の姿を一緒に整理し、どのような支援が必要かを考えていきます。
見学のときに何を見ればよいか不安な方は、児童発達支援の見学で見るべき10項目の記事も参考になります。

まとめ
児童発達支援に相談するタイミングは、
困りごとが大きくなってから
だけではありません。
- 少し気になる
- 園で指摘された
- 家庭での関わり方に迷っている
- 就学に向けて不安がある
- 療育が必要かどうかわからない
このような段階でも、相談して大丈夫です。
相談は、子どもを決めつけることではありません。
保護者の育て方を責めることでもありません。
お子さまの今の姿を整理し、
どんな支援があると力を発揮しやすいのかを一緒に考えることです。
中央市・笛吹市周辺で児童発達支援をお探しの方は、SHIPへお気軽にご相談ください。
お子さまの「今」と「これから」を、一緒に考えていきます。
児童発達支援SHIP中央
中央市周辺で児童発達支援をお探しの方へ
お子さまの今の姿を一緒に見ながら、必要な支援を考えていきます。
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受付:24時間 / 返信:9:00〜20:00(土日祝も対応)
参考資料
- こども家庭庁「児童発達支援ガイドライン」
- 政府広報オンライン「発達障害って、なんだろう?」
児童発達支援ガイドラインでは、「気付き」の段階にある子どもや家族への相談対応、本人支援・家族支援・移行支援・地域支援の総合的提供、5領域の視点を踏まえたアセスメントの重要性が示されています。
政府広報オンラインでは、気になる行動に気づいた場合の相談先や、早期に気づき適切な療育につながることの重要性が説明されています。

