「集団活動で困ることがあるので、一度相談してみてはどうでしょうか」
「授業の説明を聞いてから取り組むまでに、手助けが必要なようです」
「友達との関わりについて、相談できる場所を探してみませんか」
園や小学校の先生からこうした話があると、戸惑ったり、「家ではそれほど困っていないのに」と感じたりすることがあると思います。
その場ですべてを理解したり、すぐに利用するサービスを決めたりしなくても大丈夫です。まずは、先生がどの場面を見て、どんな相談を提案しているのかを聞いてみましょう。
この記事では、中央市や昭和町、甲府市、南アルプス市、市川三郷町などで暮らす、未就学のお子さん・小学生の保護者の方に向けて、相談を勧められたときに確認したいことをまとめます。
まずは「どの場面で、何が起きているか」を聞いてみましょう
「集団が苦手」「落ち着きがない」という言葉だけでは、ご家庭でのお子さんの姿と結びつきにくいことがあります。
そんなときは、一つの活動について、もう少し具体的に聞いてみてください。
- いつ、何をしているときですか?
- そのとき、お子さんはどうしていましたか?
- 先生はどんな声かけや手助けをしましたか?
- 取り組めた場面や、助けが役立った場面もありますか?
例えば「授業中に止まっている」という話でも、説明の内容が分からないのか、使う道具を探しているのか、書き始めるところで迷っているのかによって、考えたいことは変わります。
まずは実際に見られた様子を共有し、その理由は一緒に確かめていきましょう。
ゆうた先生家庭での姿も、そのまま伝えて構いません
家ではよく話す、好きな遊びには取り組める、片づけもできる。そうした姿も、相談するときの大切な情報です。
家庭と園・学校では、人数や周囲の音、活動の流れ、大人との距離などが違います。同じ「着替え」や「説明を聞く」でも、必要な手順や使える時間が違うことがあります。
「家ではできる」と伝えたうえで、どんな関わり方をしているかも添えてみてください。
「家では、使う物を見せてから伝えると始められます」
「最初の一つを一緒にやると、そのあとは自分で進めます」
「帰宅後は疲れているので、少し休む時間を取っています」
家庭で見たことと、先生から聞いたことを持ち寄り、違いを確かめるところから始められます。
お子さん自身がどう感じているかも大切です
大人が心配している場面で、お子さんは何に戸惑い、何をしたいと感じているでしょうか。
話せそうなときに、「どこが難しかった?」「何か手伝ってほしかった?」など、短く聞いてみてもよいですね。
まだ言葉で説明することが難しい場合は、表情や動き、安心して過ごせたときの様子も手がかりになります。何度も答えを求めず、お子さんの反応を見ながら確かめていきましょう。
活動に参加できたかどうかとともに、不安や疲れが強くないか、助けを求められているかも、先生と共有したいことです。
次に「何を、どこに相談するのか」を確認します
先生からの「相談してみては」という言葉には、園や学校内の相談、地域の発達相談、医療機関への相談、福祉サービスの利用相談など、さまざまな内容が含まれます。
次のように尋ねてみてください。
「どのようなことを相談するとよさそうでしょうか」
「相談先の候補はありますか」
「相談までの間、園や学校ではどんな工夫ができそうですか」
相談の目的が分かると、次の行動を選びやすくなります。
| 相談したいこと | 相談先の例 |
|---|---|
| 園での活動や生活の様子を詳しく知りたい | 担任の先生、園の相談担当 |
| 授業や学校生活での支え方を考えたい | 担任の先生、学校内の相談担当 |
| 発達や子育てについて整理したい | お住まいの市町村の相談窓口 |
| 発達や診断について医学的に確認したい | かかりつけ医などの医療機関 |
| 通所での支援内容や利用方法を知りたい | 児童発達支援・放課後等デイサービス、自治体の利用相談窓口 |
一か所に相談して、必要に応じて別の相談先につながることもあります。最初からすべての窓口を回る必要はありません。
未就学児と小学生では、通所サービスの案内が異なります
SHIP中央では、未就学のお子さんと小学生の見学・利用相談を受け付けています。
| お子さんの段階 | SHIP中央での相談対象 |
|---|---|
| 未就学のお子さん | 児童発達支援 |
| 小学生 | 放課後等デイサービス |
これはSHIP中央の募集対象のご案内です。実際の利用には、お子さんの状況や必要な支援を確認し、自治体の支給決定などの手続きが必要です。
未就学のお子さんについて
ことばや気持ちの伝え方、友達との遊び、園の活動への参加、着替えや身支度、就学に向けて気になることなどをお聞かせください。
「どんな手がかりなら分かりやすいか」「少し助けがあると何ができるか」を、日々の様子から考えていきます。
小学生について
学校や家庭での様子、友達との関わり、気持ちの切り替え、生活の手順、困ったときの伝え方など、ご相談したいことをお聞かせください。
例えば、説明を聞いて取り組み始めるところで迷う、友達とのやり取りで困ることがある、といった具体的な場面から相談できます。
学校で行っている支援も伺い、放課後の支援に何を求めるか、お子さんやご家庭の希望と合わせて考えます。
利用時間、曜日、送迎方法などは、サービスごとにご確認ください。
相談するときは、短いメモがあれば十分です
覚えている範囲で、次のことをまとめておくと伝えやすくなります。
- 先生からどんな話があったか
- 家庭ではどんな様子か
- うまくいっている方法はあるか
- お子さんやご家庭が、どんなことを相談したいか
例えば、こんな書き方で構いません。
園・学校から聞いたこと
活動の説明のあと、何から始めるか迷うことがある。近くで一つずつ伝えると始められる。
家庭で見ていること
使う物を並べておくと、自分で準備しやすい。
相談したいこと
分かりやすい伝え方や準備の仕方を、園・学校と共有したい。
これは説明用の記入例です。詳しい記録や動画、完成した書類は、相談の条件ではありません。
相談を待つ間も、できる支え方を考えられます
予約の日まで、気になる場面での関わりをそのままにしておく必要はありません。
先生と話し合い、説明を短くする、見本や道具を示す、取り組む量を調整する、休む方法や助けの求め方を分かりやすくするなど、一つ試せそうなことを考えてみましょう。
必要なルールも、お子さんに分かる言葉や方法で伝え、どうすれば取り組めるかを一緒に考えます。
相談するために、家庭で新しい練習を増やす必要はありません。本人やご家庭の負担が大きいときは、そのことも先生や相談先に伝えてください。



よくある質問
相談を勧められたら、発達障害ということですか?
その言葉だけで診断を判断することはできません。先生が見ている具体的な様子と、何を相談するとよいと考えているかを確認してみてください。
医学的な確認を希望する場合は、医療機関へご相談ください。
家では困っていなくても相談してよいですか?
はい。家庭でできていることも、園や学校で難しいことも、支援を考える情報になります。
家で困っていないことをそのまま伝え、どの場面で違いがあるかを一緒に整理できます。
相談したら、すぐに通所を始めることになりますか?
相談、見学、実際の利用は、それぞれ検討できます。SHIP中央では、利用を決めていない段階でもご相談いただけます。
先生に何を聞けばよいか、その場では分かりませんでした
あとから「先日のお話について、もう少し具体的に教えていただきたいです」と連絡して構いません。この記事の質問から、聞きたいことを一つ選ぶだけでも大丈夫です。
SHIP中央で、一緒に整理してみませんか
SHIP中央は、山梨県中央市西花輪にあります。未就学のお子さんの児童発達支援と、小学生の放課後等デイサービスについて、見学・利用相談を受け付けています。
中央市や、昭和町・甲府市・南アルプス市・市川三郷町などの周辺地域で、園や学校から相談を勧められ、次に何をすればよいか迷っている方も、お問い合わせください。
「園からこんな話がありました」
「小学校での様子と、家での姿が違っていて気になります」
そんなお話からで大丈夫です。保護者の方の同意のもと、必要に応じて園・学校や関係機関との情報共有も考えながら、お子さんに必要な支援を一緒に整理していきます。
電話:055-269-5900
関連記事
園での様子や、未就学のお子さんの児童発達支援の見学については、こちらの記事も参考にしてください。




参考資料
こども家庭庁「児童発達支援ガイドライン」「放課後等デイサービスガイドライン」(ともに令和6年7月)
各種ガイドライン・手引き等について
本人・家族の希望と生活の様子を踏まえて支援を考えること、園・学校などとの連携を参考にしています。本文の質問や記入例は、保護者の方に向けて整理した提案で、ガイドラインに定められた検査や手順ではありません。

