保育園・幼稚園で「一度相談してみては」と言われたら|発達が気になるお子さまへの関わり方
「保育園の先生から、一度相談してみてもいいかもしれませんと言われた」
「幼稚園で、集団活動への参加が少し気になると言われた」
「家ではそこまで困っていないのに、園では難しい場面があるらしい」
「先生に言われたことで、急に不安になってしまった」
「うちの子は発達障害なのかな、と考えてしまう」
保育園や幼稚園の先生から、お子さまの発達や集団生活について話があると、保護者の方はとても不安になると思います。
「自分の育て方が悪かったのかな」
「何か大きな問題があるのかな」
「相談したら、診断につながってしまうのかな」
そんな気持ちになる方もいるかもしれません。
でも、まず最初にお伝えしたいことがあります。
先生から相談をすすめられたことは、保護者の方を責めるためではありません。
多くの場合、それはお子さまの困りごとに早く気づき、より過ごしやすい関わり方を一緒に考えるための入口です。
この記事では、保育園・幼稚園で「一度相談してみては」と言われたときに、どのように受け止め、何を確認し、どこに相談すればよいのかをわかりやすく整理します。
中央市・昭和町・甲府市・南アルプス市・市川三郷町周辺で、お子さまの発達や園生活について悩まれている方に、参考にしていただければ幸いです。
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先生は、家庭では見えにくい姿を見ています
保育園や幼稚園では、お子さまは家庭とは違う環境で過ごしています。
家庭では落ち着いて過ごせていても、園では次のような場面があります。
- たくさんの子どもがいる
- 活動の切り替えが多い
- 順番を待つ場面がある
- 一斉指示を聞く場面がある
- 音や声など刺激が多い
- 自分の気持ちをすぐに通せない場面がある
- 集団の流れに合わせる必要がある
そのため、家庭では目立たない困りごとが、園生活の中で見えてくることがあります。
これは決して、家庭での見方が間違っているということではありません。
家庭と園では、求められる力や環境が違うだけです。
保育所保育指針では、保育は子どもの健康や安全を確保しながら、発達過程を見通して行われるものとされています。園の先生は、日々の生活や遊びの中で、お子さまの育ちや困りごとを継続的に見ています。
だからこそ、先生からの声は「評価」ではなく、お子さまを支えるための大切な情報として受け止めていくことが大切です。
先生から相談をすすめられやすい場面
保育園・幼稚園で相談をすすめられる背景には、さまざまな理由があります。
たとえば、次のような姿です。
1. 集団活動に入りにくい
朝の会、制作、体操、リズム遊びなど、みんなで行う活動に入りにくいことがあります。
活動に参加しないからといって、やる気がないとは限りません。
- 何をするのか見通しが持てない
- 失敗するのが不安
- 音や人の多さが負担
- まず見て確認したい
- 興味の持ち方が他の子と違う
このような理由が隠れていることがあります。
2. 切り替えが苦手
遊びから片付け、外遊びから室内、自由時間から集団活動など、園生活では切り替えが何度もあります。
切り替えが苦手なお子さまは、
- 泣く
- 怒る
- その場から離れる
- 固まる
- 先生の声が入りにくくなる
といった姿になることがあります。
これは「わがまま」ではなく、次に何が起きるのか理解しにくかったり、気持ちの整理に時間がかかったりしている場合があります。
3. 友達との関わりでトラブルが起きやすい
友達のおもちゃを取ってしまう、順番を待てない、手が出てしまう、一方的に関わってしまう。
このような姿があると、園の先生から相談をすすめられることがあります。
ただし、ここでも大切なのは、行動だけを見て叱ることではありません。
「なぜその行動になったのか」を見ることです。
- 言葉で伝えることが難しい
- 相手の気持ちを読み取りにくい
- 待つことの意味がまだわかりにくい
- 欲しい気持ちを止めることが難しい
- 遊び方がわからない
理由が見えてくると、関わり方も変わります。
4. 一斉指示が入りにくい
園では、「座ってください」「片付けましょう」「帽子をかぶって外に行きます」など、集団に向けた声かけが多くあります。
一斉指示が入りにくいお子さまは、聞いていないように見えることがあります。
しかし実際には、
- 周りの音が多くて聞き取りにくい
- 指示が長くて理解しにくい
- 自分に言われていると気づきにくい
- 目で見た手がかりがないとわかりにくい
- 何から始めればいいかわからない
という場合があります。
この場合、個別に短く伝える、視覚的な手がかりを使う、順番を分けて伝えることで、行動しやすくなることがあります。
5. 感覚の敏感さがある
音、光、におい、肌ざわり、人との距離などに敏感なお子さまもいます。
園生活では、家庭よりも刺激が多くなります。
そのため、
- 大きな音で耳をふさぐ
- にぎやかな場所を避ける
- 給食のにおいや食感が苦手
- 服のタグや素材を嫌がる
- 人が近づくと不安になる
といった姿が見られることがあります。
このような場合は、無理に慣れさせるよりも、刺激を調整しながら安心して過ごせる方法を考えることが大切です。
「相談=診断」ではありません
保護者の方が不安になりやすいのは、相談という言葉を聞いたときに、
「発達障害と言われるのではないか」
「診断を受けなければいけないのではないか」
「普通ではないと言われたようでつらい」
と感じるからだと思います。
しかし、相談は診断を決めるためだけのものではありません。
相談の目的は、今のお子さまの姿を整理し、どんな関わり方が合っているのかを考えることです。
児童発達支援ガイドラインでは、児童発達支援は、主に就学前の障害のあるこども、またはその可能性のあるこどもに対し、発達上のニーズに合わせた本人支援と、家族支援を行うものとされています。
つまり、児童発達支援は「診断がある子だけの場所」ではなく、発達に気になる点があるお子さまや、そのご家族を支えるための場所でもあります。
「診断があるかどうか」よりも大切なのは、
今、その子が何に困っているのか
どんな環境なら過ごしやすいのか
どんな関わりなら力を発揮しやすいのか
を考えることです。
先生に言われたあと、家庭で確認してほしいこと
保育園や幼稚園で相談をすすめられたとき、すぐに結論を出す必要はありません。
まずは、家庭と園での様子を整理してみましょう。
確認したいポイント
- 家では困っていないが、園では困っているのか
- 園のどの場面で困りやすいのか
- どんな時間帯に崩れやすいのか
- 苦手な活動は何か
- 得意な活動は何か
- 先生のどんな声かけだと動きやすいのか
- 友達との関わりで何が起きているのか
- 疲れやすさ、眠さ、空腹などの影響はあるか
- 見通しがあると落ち着くのか
- 静かな場所だと落ち着きやすいのか
ここで大切なのは、「できないところ探し」ではありません。
その子が困りやすい場面と、うまくいきやすい条件を見つけることです。
園の先生に聞いておくとよい質問
先生から相談をすすめられたときは、次のように聞いてみると、状況が整理しやすくなります。
先生に聞きたいこと
- どの場面で気になる様子がありますか?
- いつ頃から気になるようになりましたか?
- 週にどのくらいありますか?
- どんな声かけをすると落ち着きますか?
- 逆に、難しくなりやすい声かけはありますか?
- 友達との関わりでは、どんな場面が多いですか?
- できている場面や、成長している部分はありますか?
- 家で取り組めそうなことはありますか?
- 相談先として、どこにつながるとよさそうですか?
特に大切なのは、できている場面も必ず聞くことです。
困っている場面だけを聞くと、保護者の方はとてもつらくなります。
しかし実際には、どのお子さまにも「できている場面」「落ち着いている場面」「その子らしい良さ」があります。
支援は、困りごとだけでなく、その子の強みを土台にして考えることが大切です。
家庭でできる関わり方
園で困りごとがあると聞くと、家庭でも何か練習しなければと思うかもしれません。
ただ、家庭で大切なのは、厳しく訓練することではありません。
まずは安心できる関係の中で、少しずつ「できた」を増やしていくことです。
1. できない理由を決めつけない
「わがまま」
「甘えている」
「ちゃんと聞いていない」
「やる気がない」
と決めつける前に、なぜ難しいのかを考えてみてください。
見通しがないのか。
言葉が長くてわかりにくいのか。
音がつらいのか。
気持ちの切り替えに時間が必要なのか。
理由が変われば、関わり方も変わります。
2. 声かけを短くする
たくさん説明すると、かえってわかりにくくなるお子さまもいます。
たとえば、
「もう時間だから、早く片付けて、手を洗って、ご飯を食べるよ」
ではなく、
「片付けよう」
「次は手洗い」
「ご飯だよ」
のように、短く区切って伝える方がわかりやすい場合があります。
3. 見通しを伝える
切り替えが苦手なお子さまには、見通しが大切です。
「あと1回やったら終わり」
「タイマーが鳴ったら片付け」
「ご飯のあとにお風呂」
「今日は保育園のあと、家に帰るよ」
先の予定がわかることで、安心して動きやすくなることがあります。
4. できた部分を具体的に伝える
「すごいね」だけではなく、何がよかったのかを具体的に伝えます。
「自分で靴を持てたね」
「先生の話を聞いて座れたね」
「嫌だって言葉で言えたね」
「泣いたあとに戻ってこられたね」
小さな成功を言葉にして返すことで、お子さまは「自分にもできた」という感覚を持ちやすくなります。
5. 家庭だけで抱え込まない
家庭でできる工夫はたくさんあります。
でも、すべてを家庭だけで解決しようとしなくて大丈夫です。
保育園・幼稚園、市町村の相談窓口、児童発達支援、医療機関など、地域には相談できる場所があります。
中央市では、発達障がいの早期発見・早期の発達支援を重視し、発達障がい支援コーディネーターを中心とした相談・訪問などの個別支援を行っていると案内されています。
また、中央市・昭和町障がい者相談支援センター「穂のか」は、中央市における相談機能を担う機関として案内されています。
不安があるときは、ひとりで抱え込まず、相談先を使っていくことが大切です。
児童発達支援では、どんなことができるのか
児童発達支援では、お子さまの発達や生活の様子を見ながら、一人ひとりに合った支援を行います。
たとえば、次のような支援です。
- 気持ちの切り替えの練習
- 大人とのやりとりの練習
- 友達との関わり方の土台づくり
- ことばやコミュニケーションの支援
- 手先や体を使った活動
- 見通しを持って行動する練習
- 感覚の苦手さに配慮した環境づくり
- 就学に向けた準備
- 家庭や園での関わり方の相談
児童発達支援ガイドラインでは、こどもの育ちと個別のニーズを保障しながら、保育所・認定こども園・幼稚園などとの併行利用や、地域の中での支援を進めることも重要とされています。
つまり、児童発達支援は「園の代わり」ではありません。
保育園・幼稚園での生活をより過ごしやすくするために、園とは違う環境で、その子に合った力を育てていく場所です。
SHIPが大切にしていること
児童発達支援SHIPでは、お子さまの困った行動だけを見るのではなく、その背景を丁寧に見ていくことを大切にしています。
たとえば、集団に入れないお子さまがいたとき、SHIPではすぐに「参加しよう」と促すだけではありません。
まず、
- 何が不安なのか
- どの場面なら参加しやすいのか
- どの大人となら安心できるのか
- 見ている時間も参加の一部として捉えられるか
- どんな声かけなら動きやすいのか
を見ていきます。
「できないから練習する」のではなく、
できるための条件を一緒に探す
ことを大切にしています。
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保育園・幼稚園で言われたことを、否定しなくて大丈夫です
先生から気になることを言われたとき、保護者の方は傷つくことがあります。
それは自然なことです。
大切なお子さまのことだからこそ、不安にもなりますし、悲しくなることもあります。
でも、園の先生の言葉は、お子さまを否定するものではありません。
そして、保護者の方の子育てを否定するものでもありません。
その子が、もっと安心して過ごせる方法を一緒に考えるためのサインです。
「言われたから終わり」ではなく、
「ここから支え方を考えられる」
と捉えていくことが大切です。
児童発達支援SHIP中央市では、園生活に関するご相談も受け付けています
児童発達支援SHIP中央市では、保育園・幼稚園での集団生活や発達についてのご相談を受け付けています。
たとえば、
- 集団活動に入りにくい
- 切り替えが苦手
- 友達との関わりが難しい
- ことばで気持ちを伝えることが難しい
- 園で先生から相談をすすめられた
- 就学前にできることを考えたい
- 児童発達支援を利用するか迷っている
このような段階でも、ご相談いただけます。
「まだ受給者証がない」
「診断はついていない」
「利用するか決めていない」
「まずは話だけ聞きたい」
という方も大丈夫です。
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